昨晩も書いていて、今朝も書いている。よく飽きないもんだと自分でも不思議だ。
実は、昨晩書き忘れたのがTrackと選択科目の話。MITではCoreと呼ばれる必修科目がすべて1学期目に詰め込まれている(学校によって違う。HarvardやStanfordは1年まるごと必修)けれど、Electiveという選択科目もひとつ取れる。去年まではFinanceとMarketingからひとつ選べるのみだったが、今年からはStrategyとOperationsも合わせて選択肢が4つになった。MITのOperationsに前から興味があったので第一希望にしていた(Financeはコンサル就活の足しにならない上に勉強量が多いので敬遠)。
あと、TrackというのはMBAの中でも例えばFinanceやInnovationを重点的に学びたい人に用意されたCourseの組み合わせで、Sloanの大先輩、LilacさんのやっていたE&I(起業とイノベーション)が有名かつ一番人気であるが、私は今年できたばかりのEnterprise Managementというのを選択(EM)。
移転価格コンサルを3年弱やって、色んなビジネスがロジ的にどうやって(How)進められているかなんとなく理解しつつ、経営者視点でなぜ(Why)が知識・経験不足でイマイチ実感できないとぼやいたら偏食王に「そんなん実感出来てたらMBAとか行かなくていいだろ」と言われ、たとえ勉強量が多くなったとしても、一番RelevantなTrackを選んだ。
そうしたら、一昨日、MITのAdministrationから「Electiveは全員第一志望にアサイン出来たしEMを選んだ人も全員Approveされました!」という報告。いろいろ順調に進んでいて何よりだ。
…というあたりで、MITに到着して初めての食料品買い出しに行く。結局一緒に行ったMIT奥様たちと出身中高ネタ(全員クリスチャンの女子校w)で盛り上がってしまって、あとUSでは甘くておいしいメロン(硬いけど)が美味で安いということを証明するためにメロンしか腹に入れずに韓国人が主宰する焼肉パーティーに流れる→結構肉を入れた腹に生まれて初めて焼酎Bomb(焼酎をビールにぶっこんだもの)を入れ、良い感じの気分に(今ココ)。
そう、どうして毎日更新を目標にしているか、ちょっとおもしろい経緯があるので書いてみたかった。
私は筆不精なので、激情にかられるか、ものすごくやる気が沸くか、怒りが発酵して言語化されるかしないと満足行く文章が書けない。けれど、今度MITに行くというので挨拶に行った尊敬する人生の先輩方複数に「もっと書きなよ」と勧められてどうしたものかと迷っていた。そんなところで、ある方から面白いことを聞いた。
とても優秀なその方の頭の中では、常にすべての物事が言語化されて回っているというのである。
その会合のあと、実際自分でもやってみた。すべての感知する事柄を言語として頭で回してみたが、結果としてそれはとてもうるさかった。未熟なセンテンスが頭をぐるぐるするほどこっ恥ずかしくて仕方ないと思い、もっと洒落た言い回しを自分の頭で組み立てながら考えることにした…ら、なんと突然うるさいと感じなくなったのである。
なるほど、と思った。常に洗練された、誰かに読ませてもいいようなセンテンスに、感知したばかりのことを変換するクセをつけるのは何か筋トレに近いものがあり、私が最近やっているようにクオリティを一時的に放棄しても最低限のアウトプットは常に出せるという訓練を続ければ言語化能力は自然と鍛えられるだろう。そして、アンテナの張り方が広がり、感覚が鋭くなり、従来よりも沢山のことをOpenな気持ちで受け入れられるようになると思う。それは、とても大きなBebefitである。
そう納得して、稚拙でもInsightがなくても読者が読んで何も得られそうになくても、私はなんとか続けることにしている。
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