アントレします宣言から約2週間。授業を選んだのはほぼ前学期の終わりなので、当然授業選びのロジックがぜんぜん違ってくる。
とりあえず、今学期取っている授業を一から教授の名台詞とともに紹介してみよう。
Social Enterprises and Innovation Andrew Wolk 教授
「これまでいくつかの社会起業をしてきたが、根源にあるものは、博愛主義で慈善家だった祖父のやり方と、ウォール街で25年辣腕を振るった父親のやり方の絶妙な融合を探そうってことだったんだ」
Global Economy and Development: China and India 黄亜生教授
「中国とインドの成長率の差は、インフラだと一般的に言われている。が、私の立場は違う。中国の成長の快進撃、真の立役者は、中華人民共和国建国から整備してきた社会資本にある。基本的教育と、女性の権利と、公衆衛生。この3つで、インドは中国に遅れを取った結果、現状があるに過ぎないのだ」
How to Develop Breakthrough Products and Services Eric von Hippel 教授
「一番最初のプロトタイプは、いつもユーザー発である。企業はそれらを借りてきて改良し、大量生産しているに過ぎない。この授業ではイノベーションの民主化について扱いたい。あと、知的財産の存在も見直されるべきだと思う。あれ、ユーザーにとっては一文の得もない代物だから」
Customer Analytics Michael Braun 教授
「これから君たちがどんな職業についても、データの束を渡されて、分析しろ!と言われる可能性は高い。そこで真っ先に浮かぶのは回帰分析だろうが、客の動向とか選択を予測する時、回帰分析を用いるのは最も意味が無いのである。これからの1学期、人によっては地獄の苦しみかもしれないが、終わるまでには確実に顧客行動分析のエキスパートになっているのは保証する」
New Enterprises Bill Aulet 教授
これはいっぱいあるのでいくつか。
「トーマス・エジソンは電球を発明し、各家庭の使用に耐えるモデルを創りだした。諸君がトーマス・エジソンなら、投資家にどう売りつける?」
「テスラはトーマス・エジソンより頭がよく、彼よりいいものを発明したのに、誰にも顧みられず、不遇のまま没した。テスラは、発明家だけれどイノベーターではなかった。彼の失敗はこの授業を取っていなかったことだ!そう、この授業はMITからテスラを出さないための授業です。」
「ベンチャーキャピタルに出資させるのを前提で起業するのを応援してるわけじゃないぞ。資金調達の画期的な方法を教えようか?『客にモノやサービスを売って金を得る』という方法だ!」
「起業してからというもの、前職のIBMに戻って仕事する夢を見てうなされることがしばしば。すごく大変だけど、何者にも代えがたい喜びがある。そう、子供を育てるのに近い」
「MIT発のアントレの成功率わかる?5%?10%?いや、MIT卒生が起こした会社の失敗率は20%だ。20%は大成功し、60%はまあまあやってけてるくらいかな」
ほかにもとってるけど、まだ開始していないのでここまで。
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