Category Archives: Club活動

期末試験なので箇条書き。

「試験だよねーやばいよね」
「いやそれよりこのビジネスプランが・・・」

という話題が飛び交う今日この頃。やりたいことがありすぎて、期末試験がどうでもいいという雰囲気はMBA特有のものではないかと思う。

でもさすがに最低限は勉強しなければなので、箇条書き。

1. 黄教授の講演は大成功でした。ものすごくショートノーティス(1週間前に告知)なのに三十数名集まって、かなり活発な議論も出来、時間が足りなくなってしまうほど。内容はインドと中国に関心がある者ならかなり面白い。詳細は後ほど書きます。そして、時間足りなくなった分の続きをということで第二弾を企画しようか考え中。今度は口コミでもっと動員できそう。

2. 就活の話で恐縮だが、ケース面接について一番役に立つTIPをもらった。これはテクニックではなく頭の使い方の問題なのだとやっと納得。

3. Ocean対抗のチャリティーオークションが熱い。皆、何かを「寄付」して(マッサージ券などのサービスでも)、オークションにかけ落札した者がチャリティーに支払う構造。そこでちょっと冒険して、Navy SEALs (米国海軍特殊部隊)経験者の先輩から銃の撃ち方を教わる権を落札。で、クラスメイトの陽気なNavy Guyがあとで教えてくれたところによると、Navy SEALsはものすごく超人的な特殊部隊らしいので期待しておけ。だそうだ。すげええええ・・・。

4. 教育関連の秀逸なドキュメンタリーを鑑賞したので感想を書きたいんだけど時間がない!辛い。

最近の課外活動

かがいかつどう、とタイプしたらなぜか加害と出てきてしまった。危なすぎる。

完全にノリで始めたMIT政策フォーラムで、なぜかイベント企画を本格的にやっている。水曜にはMITのIndia Lab, China Labの創設者、黄亜生教授を招いてランチトークショーというのをやる予定なんだが、一番面倒だったのが予算内でピザ以外のランチをオーダーすること、という意外さ。頑張って折衷的にパスタに決定。タダ飯イベントは基本人気があるんだが、ピザだとやっぱり参加者のテンションがだだ下がりしてしまうので仕方ないよね。

ちなみに教授のバイオはこんな感じ。

教育xテクノロジーxイノベーション(のネタ)

タイトルの3つの要素を取り入れたビジネスコンテストを企画しているんだが、企画よりも参加したほうが面白いんじゃないかという話になった。

Teach for America経験者のBen君とその件でくっちゃべっていたんだが、彼は「なんか、先生たちが使える面白いツール作れればいいね」と言っていた。

実際、MIT卒業生で、Gradeableという、「教師の試験採点プロセスを飛躍的に短くし、その分、採点結果の統計をデジタル化し、効果的授業に役立てる」みたいなアプを開発している人がいたりする。日本では代ゼミや日能研や駿台の仕事だなとか思いながら黙っていたが。

私「え、それって先生に売りつけるツール?でも、世の中の「せんせい」ってやつは、基本テクノロジーに疎いという固定観念があるんだけど」

それまで黙って聞いていた隣に座ってたBCG出身のMatt君がばあっと顔あげて、

「はあ?先生がテクノロジーに疎いの当たり前じゃん!僕のとこの小学校教師なんか、ビデオ学習に使う機械の接続がわかんなくて、僕が三年生の時に一度手伝ってあげたら、

ぜんぜん違うクラスと学年の先生から授業中に呼び出されて「ビデオ動かないの!助けて!」とか引張りだこになって、

しかも動かない理由の8割がコンセントそもそも入ってなかった、とかだったから!」

9歳の子を授業中に駆り出してコンセントを入れさせるレベルか!!!すごいぞ。

ネタ更新でいた。

サンフランシスコ ① いけてるスタートアップ訪問と映画『リンカーン』

しばらく滞在するのでシリーズ化しようかなと。

諸事情で会社名は明かせないが、ベイエリアのいけてるスタートアップにコールドメールでアポをいれて突撃訪問するという実にコンサバな私らしくないことをしていた過去2日間だったんだが、予想をはるかに上回る楽しさで頭がくらくらしている。

もとはと言えば、ルーク氏の「会いにいけばいいじゃないか」という爆弾提案に失うものの少ない学生身分からくる向こう見ずさで乗っかっただけなんだが。

「相手にされるはずがない」といろんな人に警告されてはいたものの、思った以上に返信率は高く、会話はフレンドリーで、個性的なしゃちょーさんたちから受ける刺激も強く、何よりこの先につながる何かを築けた感及び自分の突撃経験値を胸にとりあえず次のステップに無事に進める。こういう対人系の成功体験がとても欲しかったところでもあるので余計に。

で、スタンフォードGSBの寮にいるわけなんだが、感想をひとことで言うとやっぱし・・・・・・違う。

まだ授業などには潜り込んでいないものの、建築からしてHarvardとかYaleとかDukeみたいなクラシック風味満載のゴシックとか煉瓦建築ではなく、スペインとか南欧系のリラックスした建築が椰子の木にめちゃめちゃマッチしていて、郊外型だから空気も良くてもちろん天気もいいのでなんだか早速帰りたくない。

あと、白人の兄ちゃんなのに私のように中日英語のトライリンガルというありえない個体が偏食王の隣に住んでたりとものすごい出会いもあったり。

一緒に映画『リンカーン』を観たけれど(バンパイヤハンターじゃないやつね)、あれは傑作なのでお勧めです。私が観たあと気が滅入り過ぎて過呼吸を起こした忌まわしい映画、『There will be blood』と同じダニエル・ルイスが主演なんだが、こちらの大統領はとても親しみが持てるキャラで、主観的にしかこういうのを評価できん私からすると名演だと思う。正しいと信じている法案でも、説諭説得ではどうにもならないなら賄賂根回しと清濁両道で闘い、事を成したあとは木枯らし吹く胸を抱きつつさわやかに微笑む感じは、どこか中国時代劇のばりばり政治系の『雍正王朝』『貞観長歌』あたりを思わせる。とりあえず、狸親父賛歌みたいな映画でもあるのでそういうのが好きな人にはおすすめです。渋いです。

いろいろ言葉が足りないが、宿題もやんなきゃなのでそろそろ打ち切ります。

Peer Feedbackとサンフランシスコ

コアチーム内でFeedbackを行うというセンシティブな強制イベントがあったんだが、無事クリア。

結構思って見なかったような視点からの意見も出て、なかなか参考になった。ポジティブな点と改善点を織り交ぜろという課題だったんだが、数名からは「特に改善点思いつかないからテキトーに言ったw」とあとで言われたり。

けど、参考になったのは、ジーコ氏の

「お前は、しゃべる時文章が長い!俺とかにはFollowしづらいんだよこのやろー」

なんだそれは?

Kim氏が解説してくれたんだが、「実はこれ俺もなんだけど、一晴は何か喋る時、喋ってる途中で新しい考えが思いつくとそれを普通に挿入してそのまま一文が長くなるよね。話が長いというよりはワンセンテンスが長い。すごく簡単な解決法は、何か自分がいつも文節だと思ってるあたりで一回切ること。2秒で片付くからやってみ」

やってみます隊長。

さて、行ってきますわそろそろ。いざサンフラン。

今日は短いので、イノベーションぽいネタ。

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ビーフシチュー・ディナーと教育について

四連休の合間で宿題が多いのは仕方ないにしろ、ちょっとSocialなこともやらねばとビーフシチューディナーを企画。

スロークッカー(こちらではCrockpotという)という常時電気とろ火の土鍋のような装置でサイコロ状の牛肉をワインで6時間以上煮込んで玉ねぎ人参セロリを2時間目くらいに突っ込むとどんなに手を抜いてもそれなりの味になる上に来客の見栄えがいいということで、ここに来てからは「一晩煮込んだビーフシチューあるから食べに来てよ」が有効な誘い文句となっている。Sloan生は多忙なので、サンドイッチ屋が食堂と化している人も少なくなく、家庭料理の凝った雰囲気のやつに対する需要は高い。

なので、「すごく面白いと認定しているのにゆっくり話す時間がいつも取れない人たち」を意識的に呼んで、ワイン飲んでシチュー食してチョコつまんで仲良くなろうということを繰り返してみようかと思う。

で、早速Admit weekendで知り合い、偏食王と故郷が同じで意気投合したレイチェル女史を招いてみた。彼女は超名門リベラルアーツ(別名ヲタともいう)のSwarthmore卒で、Sloan来る前は「低収入家庭だけれども有望な高校生を大学にちゃんと入れるNPO」で働いていたという、私のシナプスを無駄に刺激しまくる人でありながら、いつも教育とかの話がいいところに差し掛かると邪魔が入って歯がゆい思いをしていた。

大中華圏連合、始動

Greater China Clubが熱い。

MITには大陸、台湾、香港、またはその米国オーストラリアその他移民(総じてチャイ系)がめちゃめちゃ多いのに、Asia Business Clubはあっても、China Business Clubはなく、授業の合間やカフェやインターナルディナーでは中国語が飛び交うのに、こういった半正式なClub内ではそれをする場がない。

というわけで、Class of 2014のアイドルの台湾出身、Tちゃんが立ち上げた、Greater China Club。世界中のどこで生まれ育とうと、ちょっとでも漢民族か、チャイ語喋れるか、それらに興味あるかのいずれかに当てはまればよいという、ゆるゆる定義のOpenなChinaのクラブである。

試験終了&プロジェクト開始!

試験はまあその、よく中高生の試験後に我々の世代では「色んな意味で終わった…」とつぶやくのが流行っていたけれど、まさにそんな気分。でも、MITは試験成績があまり重視されず、評価も甘く、就活にも(金融志望でなければ)そんなに影響しないので、なんだか試験勉強自体がMBA生であることの税務みたいな感覚である。

試験後、とりあえず「今度からあんまし真剣に試験勉強することはやめよ」と思った。MBA生である時間がこの空間では一番大事な資源であるとするなら、試験勉強は機会費用が高すぎる。
ところで前に、某新星スタートアップとがちでプロジェクトをすることになったと書いたが、色々紆余曲折あってチームが再編成され、そこにルーク氏が加わった。

MBAの授業、なんか思ったより刺激されてないんでしょ?じゃ私と本物のプロジェクトやろうよ?

とカマをかけたら、本当に乗ってきたのだ。わーい。

【宣伝】社会起業家クラスメイトの素敵なベルト屋さん

みっどタームも佳境、他のClubやプロジェクトはもっと佳境なので、ちょこっと宣伝だけしてみる。

同じOceanではないが、ライアン君の友達のダニエル氏が立ち上げた西アフリカ、シエラレオネ共和国の海岸でローカルソーシングしているおしゃれなベルト屋さんである。

見ての通り、結構きれいで、まだ資金集めの段階なので誰ももっていなさそう感がいい。

ビデオでも語っているが、ベルトもバックルも、その海岸地区の人々の雇用創出に貢献しており、材料もすべてその地区から調達している。バックルに至っては、身体障害者を優先的に雇い入れている。そして、世界に通じるクオリティにするために、1年を費やしたそうだ。

普通のベルトは1本$30なんだが、$110で5本という割引もあり、さらには$270で「あなたの名前のついたブランドラインをイチから作ります」・・・これはすごい。発想がスマートだ。なかなかプレゼント出来るものではないので、彼女にいかが?

ちなみに私は普通に買う予定なんだが、どれにしようか本気で迷い中。

日本にも送料$12で発送できます。

よろしかったら、ぜひ。

プレゼンの極意とMCC始動

季節の変わり目で一昨日から喉が痛かったんだが、アドビルと漢方飲んでたら治った。アドビル(Advil)とはイブプロフェンのことで、アメリカでたぶんいちばん一般的な痛み止め。でも酒と混ぜても支障ないし、ちゃんと効くし、ジェネリックを買えば安いし、空腹で飲んでも腹にこないので、非常に助かる。消炎鎮痛剤なので何処か痛いときは見境なく飲むことにしている。お勧めです。ちなみにこの時期のボストンは気温が15~20度。秋なんだけどたまに不意打ちで8度とかになるんだな。やめてほしい。