ボストンへ向かう飛行機の中、暇なので北海道旅行の話でも書いてみる。
私は中高が女子校で大学がアメリカだったので、あんまり日本に友達のベースが築けないことをある程度覚悟していたのだが、OVAL(日中韓の大学生を集めた国際ビジネスコンテスト。2007年参加)や日米学生会議(※参加したわけではなく実行委員会メンツとたまたま意気投合した)を通して思いがけずかなり優秀かつ国際的な同年代の友人が沢山出来てしまい、Interactionはほとんどオンラインでありながら、今に至るまで仲良くさせてもらっている。
そんな繋がりの友人たちがたまにやっているらしい、知床~釧路のロードトリップに、偏食王と一緒に参加させてもらった。実はこれは私にとっても初北海道で、全くといっていいほどイメージがわかず、「ラベンダー畑でくるくるまわったりすりゃいいのか?」くらいの認識で臨み、偏食王にもそう説明しておいた(ごめんよ…)。
そんな感じで羽田に行ったのだが、日本の国内旅行で飛行機使ったのは今まで11歳の時の沖縄が最初かつ最後だったので写真着き身分証も必要なくペットボトル茶が持ち込める羽田国内線にいたく感動し、そのさまを間違いなく私の50倍程旅慣れている友人に呆れられた。
実際にたどり着いたのはラベンダー畑がある富良野(だったよね?)ではなく知床半島に近い女満別・網走エリアで、空港から出たあと売店もレストランも飲み屋もコンビニもないない尽くしの真っ暗な道を、料金が距離と比例する後払い制バスで30分程進みながらホテル近くに降ろされたあたりの唯一空いている店がBig Boyファミレスとすき家だけだったことが今でも偏食王のトラウマになっている。なにせ、まだ夜9時くらいだったのだ。
とりあえず、すき家はあんまりだということでBig Boyに入ったのだが、偏食王は相当渋っていた。アメリカ育ちなら無理もないが、Big BoyもDeney’sもGrossだからだ。Gross、という言葉は日本語にしにくい。キモい、というのが直訳だが、例えば喫茶店で出されたカップに口紅がこびりつき、フォークには油汚れが残っていた、みたいなキモさを指すのであって、年甲斐もなくしょーもないことを言ったりやったりするおっさんを形容する言葉ではない。だが、前述の喫茶店みたいな場所、日本からはすっかり存在を消したのではないか?なので、うまい形容詞も思い当たらない。
ここまで書いたあたりでダイエットコークを盛大にジーンズにこぼしたので一旦中断する。結構な惨事になった…。
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