近況報告。そろそろ更新再開します。


1月中、ほぼまるごとさぼってしまった・・・。あっても結婚ネタか教育ネタばっかりだったしね。けど、これからは本気でMBA少しと教育ネタのオンパレードになる予定です。

さて、とりあえずいくつか報告します。

まず、コンサル就活から足を洗いました。
1月中、ほぼ予定調和的にコンサルティング就職の準備をしたり面接を受けてきたんだが、その間どうしてもやる気が出ない上、なぜか眠れず、なんなんだろと悩みながら適当にやり過ごしていたら、あっという間に通りすぎてしまった。もともと米インターンシップは狭き門なのは承知していたが、予想を上回る激戦の末「なんでここにいるんだっけ?」とぼおっとしてたら当然のごとく沈没したのが私も含め友達のマジョリティだったりするから恐ろしい。MBAに来たらとりあえずコンサル、みたいなレールが敷かれているに等しい空気があるにもかかわらず、実際はあの仕事に向くのはごく少数の人間でそれは実はやってみないとわからないので彼らはあんなに大々的なキャンペーンを敷いているのかも。そして、私みたく入学時には人生の目標が全く定まっていなかった人間や、興味分野は決まっているけれど経験不足をコンプレックスにしているMBA生をターゲットに、「とりあえずMBA来たからにはコンサルっしょ」とでも言うように誘い込み、各社どうしても欲しいタイプを 5 人 く ら い採用していく。

私はというと、このブログの11月くらいからのネタの偏りからも推察できるように興味分野のシフトが雪崩のように起こり、「偏食王の会社楽しそうだし、とりあえずコンサルやってみたいな。マイル貯まるしルームサービス頼み放題だし楽しそうだな(8月)」から「米に住み続けることを考えたら将来的には独立せんといかんかも。(10月)」から「うお、あれ、なんか教育熱がすごいな。教育事業に特化したコンサルとかいいかも。でもプロジェクト少ないんだよな(11月〉」から、「教育熱いぜ!・・・って、なんでコンサルやんなきゃいけないんだっけ?でも面接あるし一応やっとくか(12月)」と続いて、今ここで、

2月にもなって新年の目標ではないのだけれど、教育事業に頭から突っ込むことにしました。

手始めに、塾スタートアップをやろうと企画、仲間集めなどをしつつTFA出身の准義姉(偏食王の兄貴の婚約者。ひとりっこの私が26歳になって手に入れたお姉さま。義姉予定と毎回書くのは面倒なので偏食兄は准義兄、偏食兄嫁は准義姉と呼ぶことにする)の人脈で、前から注目してたNYCのKIPPを含むチャーター・スクールや改革者が頑張ってる学校を徹底取材。この前はひとりシリコンバレートレックをしてきたが、今度はひとりニューヨーク教育トレックである。

このニューヨークの旅は非常に盛りだくさんだったので、また後述するが、とりあえずの収穫は以下:

1. 今考えているビジネスモデルは上手くExecute出来れば需要は必ずある。収益性は、思ったより高そう。
2. 私は自分が思ってたより、生身の子供が好きだと気づいた。
3. 私はこれから、アントレとしての自分を定義していかねばならない。

1については、KIPPの校長、現場教師、及びその他の進歩的公立学校の校長に企画段階のをピッチしたら結構食いつきが良かったので。少なくとも、「それもうあるよ」とか「そんなのいらないよ」よりはマシであると認識している。あ、あと低所得層の親は意外と可処分所得があるのでバリューを出せればちゃんとビジネスに出来なくはなさそう。でも、それくらいである。次はコンテンツを作って持ち込んでみようと思う。ほんと手探りだなあ。

2については、教育事業やろうってんだから当然だろと思わなくはないが、私は今まで「自分は先生になるのだけは無理」と思ってきた。特に幼い頃から割に合わない仕事だなあと思っていたし、自分の幼少期を振り返れば「子供って悪魔だし」というのは納得していたので。なので、私は教育事業の受益者たる子供を、子供ではなく「将来のある人間」として考えていた。私の事業の成功は関わった子供たちが学力を身につけることによって「社会的に選択肢が沢山ある人間」になれるかで決まるわけであり、彼らが「今楽しく可愛く生きているか」は思案の外だった。つまり、私が好きなのは「子供」ではなく「子供に可能性を与えること」だと思っていたんだが、実際准義姉の担任してる12歳の子たちと交流してみたら、やっぱし子供を子供として好きな側面もちゃんとあるんだなと気づいたのだ。この認識が将来私にどういう影響をもたらすかは未知数だけど、やっぱしやる気ブーストにはなるよねと。

3については、学校訪問の合間にNYCで富裕層の子供を相手に結構素敵なビジネスを立ち上げた4人の子を持つキャリア・ウーマンをインタビューしたのだが、彼女は大学時代から会社を立ち上げたりとかなり筋金入りのアントレで、開口一番「で、あなたはどっちのタイプなの」と聞いてきた。彼女の研ぎ澄まされた肌感覚では、「世の中には、イノベーション型で、誰も見たことも聞いたこともないビジネスアイデアを実現するタイプのアントレと、実行型で、すでにあるコンセプトを人よりマシに運営出来るタイプのアントレがいて、私は後者なんだけど、あなたはどっち?ちなみにどっちかだったら自分の足りない部分を補うパートナーが必要よ」ということらしい。

そもそも自分自身をアントレだと自覚しだしたのはここ最近のことなので一体何がコア・コンペテンシーなのか、アイデア型か実行型か、など考えてみたことが実はない。そもそも実行型かどうかって二元論ではない気がするし。言ってみればどちらも私より出来る人間がどうせ世の中に転がっているんだけれど、彼らはきっとMキンゼーなどに吸い込まれているので心配しなくていいや、ってことか。けどそんなのは置いておいて、自分はどういうタイプか、今学期の授業のプロジェクト学習でちょっとfigure outしてみたいと思う。切実に思う。

長くなってしまったが、今度からはもっと具体的に書いていこう。(って言うと絶対書かないパターンだけどこんどこそ!)

アメリカの超カリスマ教師、Rafe Esquith


KIPP創設者の大事なインスピレーションになりつつ、最終的には袂を分かった、アメリカの超カリスマ教師。

ロサンゼルスの一角の銃器、麻薬、暴力がはびこる超劣悪学区で英語も満足に喋れん子供を相手に奮闘し、彼の教え子達は全国試験では上位1%の成績を収め、最高学府へ進学し、シェイクスピアを演じる事ができるという。

そんな彼のスピーチなんだが、短い言葉に内容と思想がぎっしり、ユーモアたっぷりで非常に楽しい。そして、力強い。

以下、「六段階のモラル観念」

蛇足かもしれないが、私が特に面白いと思った箇所を解説しよう。

1段階目は、「(正しいことを為すのは)面倒事を避けるため」
2段階目は、「報酬を得るため」
3段階目は、「誰かを喜ばせるため」
4段階目は、「きまりを守るため」
5段階目は、「他人を気遣うため」
6段階目は、「己が決めた原則に従うため」

6段階目に達するのは用意ではないが、彼は歴史文学などの事例を通し、6段階目の思考をするケースを沢山与えているという。

それは非常に素晴らしいのだが、4段階目に対する批判が秀逸すぎて噴いた。以下、意訳。

「きまり、ルールだから」というモラル・コードは別に間違いではないけれど、でもそれが教育者としての至高の価値観なわけはないよね。だって、まずおかしいじゃない。例えば、僕が赤信号を渡らないのは、それが法律だからではなく、車に撥ねられて死にたくないからでしょ?あとさ、歴史を振り返っても、僕らが尊敬する偉人たちの多くは、ルール破りだ。キング牧師然り、トマス・ジェファーソン然り。恐れ多くもイエス・キリストなんか、もうそりゃ数えきれないほど破ってる。なので、当然ながら、これだけでは足りない。

2個目のスピーチは、彼の教室内の経済システムについて。これも死ぬほど面白いのでお勧め。こんな先生欲しかったなぁ。

K-POPを見たアメリカの子供の反応~アメリカ人に色々見せるのは基本面白い


 

主にリアクションの言語化がみんな上手いのは子供の頃からの積み重ねか。

私は個人的にはK-POPもAKBも音楽的にはどうでもいいが年端もいかぬ容姿端麗、功名心ちょびっとな子供をリクルートして非人道的な契約で縛り、学校にも満足に行かせず、卒業後Exit strategyも個体が多い分難しい道を無責任に歩かせ、彼らが必死に働く間利益を享受するのは主に仕掛け人、という構図に吐き気がする。ただでさえ抑圧多き日本社会(韓国もか?ドラマ観る限り)のストレスを癒す存在としては皮肉に過ぎないか?私は仮にまだ見ぬ自分の子供が年頃になってデスメタルを追っかけようが、髪をモヒカンにしようが、ベッドの下にいろいろ隠そうが、全体的に支障ないなら心配しないが、合法的human traffickingみたいなアイドルを無抵抗に受け入れるようなら説教するだろな。それでも好きなモノは仕方ない!と言われたらそれまでだが。

今日も忙しいのでネタ更新なんだが、K-ポップを見たアメリカ人の子供の反応。日本語字幕の出来は、まあなんだろ、ちょっと違和感あるけれどこれはちょっと解説が必要かも。

K-POPを見たアメリカの子供たちの反応

なので、彼らの反応を楽しむために軽く解説。

レベッカ・ブラック:普通のアメリカの女子高生だったんだが、アイドル発掘会社のミュージックビデオをノリで作ってYoutubeに乗っけた結果、「過去最悪の歌」として全米の悪意に晒され一躍有名に。正直可哀想なんだが、本人は気丈にも悪名?をレバレッジして音楽活動を続けている。個人的には4,000ドルも払って作ったミュージックビデオなのに歌詞が頭悪いせいではないかと邪推。まあとにかく、「これレベッカ・ブラックぽいね」というのは決して褒め言葉じゃないw

ボリウッド:インド映画産業全般を指す。だが、ここに深い意味はなく、発言者は「なんじゃこりゃー」と言いたいだけなんだと思う。

Every other boy pop band:たぶんここでは苦笑される存在として使われている表現。

クリス・ブラウン:リアナへのDV訴訟にちょっと言及されているけど翻訳されてない。

70年代?80年代?:米では80年代パーティというのが普通に説明なく開かれるので、確実に2000年代生まれっぽいこの子たちも雰囲気を理解してるみたい。日本で言うと、「うわ、昭和っぽい」くらいのノリか。

いやしかし、

「どうしてこのグループはこんなに大所帯なんだと思う?」という問いに、10歳の子でも「そりゃ誰かを好きになる人がいるからっしょ」とすぐにぽんと返してくるのが圧巻だわ。道理でケース面接とか余裕なわけだ、アメリカ人(ちょっと違うw)。

というわけで、ケース面接に戻りますw

米国諸事情:恐怖の結婚準備~アメリカで結婚するのはめちゃくちゃ面倒くさい件


そろそろ結婚準備の準備の準備のブレストくらいをおっかなびっくりスタートさせようとしてるんだけど、約半年後に式を挙げる予定の偏食王兄貴カップルの忙殺されぶりをみると恐ろしくて仕方ない。

なにしろ、日本のようにホテルオー○ラのテンプレお任せプランとかは一般的でなく、式場、宗教家(牧師神父またはラビ)、花屋、料理屋、ドレス、音楽のバンド、全部バラバラに自分でオーダーしなければならず、彼らサービスプロバイダーを管理するのもカップル自身の役目なので大変さがなんとなくお分かりだろうか。もちろん、ドレスはサービスプロバイダーではないが、レンタルではなく数千ドルの相場でオーダーメイドするのが一般的である。あと、「ご祝儀」という習慣はなく、かわりにレジストリといって新居のための「ほしい物リスト」をネットで公開し、結婚式参加者(欠席者でも)が自らの予算と照らしあわせてリストの中からプレゼントを選ぶというものすごい合理的なギフティング習慣がある。たいていはワイングラスとか皿とかシーツとかル・クルーゼの鍋とかそういうやつである。ちなみにプレゼントは式途中で開けるセレモニーがあったりなかったりするらしい。

私もここらへんの常識はHow I met your motherというドラマに複数出てくる「結婚式準備に追われて発狂する花嫁」を通して学んだんだが、所詮ドラマ、実際のところは誇張だろ!と高をくくっていたところ実はそうでもなかったんではなかろうかと兄貴カップルを見て気づき、ちょっと今更ながらガクガクブルブルしている次第。ドラマに出てくる花嫁さんたちは、「パーフェクトな結婚式が小さい頃からの夢だったのよお!」と些細なトラブルも許さず(例:料理が5分遅れるとか、フラワーガールが失敗するとか)事あるごとに発狂するのがお約束になってるんだが、私は幼い頃からそういうファンシーなものに興味が薄く(共産圏ファミリーだったのでw)、

「んなアフォな。結婚ちゅうもんの本来の意義は式以後の長い長い人生の方じゃろが」

なんてスカしていたんだが、同じようなスタンスの偏食王兄貴カップルでさえ、「頭ではわかってるけど作業量が多すぎてマジそうも言ってられない状態」になっているのを間近で見て、「これはスカしてなどいる場合ではないかもしれない」と思い直し、よく考えてみたらこの異国で人の結婚式にも参加したこと無いしもちろん身内も経験などないし(一人っ子+唯一のいとこが14歳)、親も頼れないし(英語が出来ない+時代文化が違いすぎる)、偏食王は何でものらりくらりでもっと頼れないし(仲の良い友達は皆未婚だし基本無頓着だし)、ここは本気で偏食王の両親にすがるしかなさげなんだけど発狂するよりはマシだろうか。馬鹿にしてごめんよ、発狂花嫁。

あと、言い忘れてたけど宗教家。真ん中で「病めるときも健やかなる時も~誓いますか?」とかのくだりを言う人。

日本ではあのおっさんはただの飾りと役者でしかないけれど(本気で宗教的な人を除けば)、米では本当に真ん中のあの人が「あなたがたが夫婦となることを宣言します」って言った瞬間に法的に婚姻成立する瞬間でもあり、それを言うにもライセンスが必要であり(宗教家か公務員の一種である必要がるらしい。うろ覚えだけど)、よって人選も大事である。

久々に宗教の話になるが、偏食王の父方の伯父さんに当たる人が米では高名な引退ラビで、前々から偏食王も「僕を結婚させてくれる人は伯父さんだと思う」と言っていた。この伯父さん、御年70を回るのに世界を飛び回りイスラエルと米国各所に拠点を持ち、話しているととても「ジェネレーションの違うおじいちゃん」という感じではなくむしろ「MITで出会いそうな教養深い友達」みたいなノリで付き合える素敵な御仁なのでこちらとしてもぜひともお願いしたいところなんだが、偏食王兄貴の結婚の段階で、

「そういや嫁予定がユダヤ人じゃないよね?面倒だけど、一応ユダヤ教の授業をネットで取ってくれないかな。あ、二人ともね」

というセンシティブな提案を。そう、兄貴の婚約者さんも厳密にはユダヤ人ではない。伯父さんは引退ラビの立場上、身内とはいえ「宗教的に全くのアウトサイダー」の式を挙げるのも葛藤があり、ついでに兄貴(これは偏食王もだけど)というか偏食王ファミリーの割りと世俗的な、つまりユダヤ人ぽくないライフスタイルと限られた知識もちょっとひっかかってこんな提案。私のほうが聖典の中身に詳しいくらいだから仕方ない。しかし、兄貴さんは超多忙な週80時間労働の金融弁護士で、とてもそんな時間がないと悩んでいた。ちなみに女性のほうが簡単とはいえ改宗するなら1年くらいかかってしまうのがユダヤ教の特徴だ。

それはそうと、うちらはどうしたらいいんだろう。

というのが目下の悩みとも言い切れない悩みなんだが、知識だけなら私のほうが本物のユダヤ人の偏食王よりはあって、「授業免除のための試験してほしいくらい」と冗談を言い合っている状態。兄貴や偏食王の「アイデンティティは強いけど宗教的知識はそんなにないし改革派ゆえ制限も特に課していない、アメリカでは典型的なベーコン大好きユダヤ人」ステータスと結婚するだけのために、私や義姉(予定)などに勉強させるのも阿呆らしいわ!という非常に微妙なラインの葛藤をどう片付けるのかが、今後数ヶ月見所になる。兄貴夫婦がどういう決定をしようと、それが「前例」になることには変わりない。

嗚呼、就職もインターンも来期の授業も結婚予定日も新居予定地も結婚形式も何もかも未定な新年のはじまり、はじまりでございます。

新年を迎えまして

H


皆様あけましておめでとうございます。
本当はDiane Ravitchの続きとかを書かないといけない気がしつつも、地味に旧年の振り返りとか、ホリデー近辺の備忘録をば。

MITの1学期目が怒涛過ぎて、MIT入学前もいろいろあったはずの2012年前半部が飛んでしまっている事実に今更驚愕。

けど、一生懸命(でもなく)思い出してみると、まず2012年年明けの余裕の無さが半端無かったことが印象深い。相当気合入れていたHBSの面接に失敗し偏食王と鬱屈しながら年末を過ごし、背水の陣の気分出迎えたMITの面接がそもそも1月5日だった。色々出し切った手応えもそこそこに仕事に忙殺される日々に戻り、引継ぎとか辞めるタイミングとか考えながら辞めるって難しいなと今更気づいたりしていたな。

無事にMITに合格が決まり無事円満に退社し偏食王と北京万里の長城で婚約したのも、ものすごく昔のことのような気がするねと今日も一緒に気づいてしまった。

MIT入学後は毎日狂い死にそうな新情報と課題量とクラスメイトからの刺激に酔っぱらい気味になりながらここまで駆け抜けてきてしまった気がする。このブログも大雑把なMBAブログからだんだん教育ビジネスブログへと変遷していった軌跡が生々しいが、それはそのまま私の興味と進路の方向性の変遷でもあって、振り返ると変化の激しさに我ながら呆れる。

しかし、26年間特にキャリアに関してはものすごく情熱を注いだ記憶がない私にとってこの変化は画期的であり、まだ一学期目が終わったばかりにもかかわらずMBAという選択の正しさを激しく再認識している。

やりたいことや将来の方向性がようわからんままなんとなく良い感じのレールに乗ってきた私みたいな若者ほどMBA行くべきなんじゃないかとも。

さて、堅い話もそこそこに、今は偏食王の実家別荘のフロリダの老人天国に来ております。
ボストンが大雪零下極寒地獄なのにもかかわらず、こちらは水着で外をうろつきスパ付きの暖かいプールでキャッキャウフフなのがデフォな一日の過ごし方なので多少罰当たりなんですが。

あと正月パーティで凄まじく二日酔いした話とかうちの両親の帰省とガチョウの話とかしたかったけど力尽きたのでここらへんで・・・。

あ、そうだ。あとアメリカの結婚式準備はものすごく面倒くさいらしい。嗚呼。

Questions for Diane Ravitch


I have not had chance to read Death and Life of American Public Education: How Testing and Choice Are Undermining Education yet. However, I think I get the message by watching the following video, in which Dr. Diane Ravitch gives a talk to Duke University’s education school. If any of the readers think my assumptions about her ideas are misguided given my limited source of information, please—I beg you to point out, as I am super new to issues with American education and also desperate to learn more.

Over the past few months, I have been excited to learn, think, and brainstorm about American education reform with a bunch of my classmates who are TFA or other education NPO veterans. Coming from a highly demanding, highly competitive, and highly rewarding Asian K-12 experience, I was fascinated to find something like KIPP—hardworking, demanding, stimulating, and goal-oriented educational institution, also existed in the US.

That is when I also came across Dr. Diane Ravitch’s speech. Due to my ultra “pro-choice” and “pro-testing” position in K-12 education, my initial reaction was spinal reflex type of disagreement. However, the more I give a time, the more I understood why her position makes sense, to even someone like me, and the fact it does not really contradict my position.

Even so, I still have unresolved questions about her position, which are specifically discussed below:

Is it really about TESTS?

According to Dr. Ravitch, the current reformers of education (free market, corporate reformers) think like the following:

The good schools have high test scores, and the schools that have low scores are the failing school. The difference between them, say the reformers, is teacher quality. The failing schools have bad teachers and the way to save the school is to fire the bad teachers, close the school, and build a new one. So I call these reformers corporate reformers, because they want the schools to operate the way it operates in the free market. They want parents to be consumers making choices, children be products, shaped by demands of the schools, test scores be profit and losses, and teachers have no rights, no job security, no seniority. They get bonuses if they produce high scores, and get fired if they have low scores.

To me, this is a very sentimental argument that demonizes the reform movement (including charter schools) without offering any alternatives. It also smells like a baby switch. She attacks the concept of “test score” many times in the speech without, even once, explaining what purpose does the test score even serves to the “rich people” who funds the movement.

Testing measures achievements, and level of understanding of the material, whatever that is. A well designed one, at least, should. But, in other words, that is it. In Asia, test scores determines whether you get into prestigious middle schools, high schools, and college. But we all know that’s not how it works in the US—test scores do not determine the outcome of any kids (excluding a few exceptions of some states offering scholarships and admission through the score of PSAT). Then, it is safe, I believe, to assume that the smart corporate reformers are aware that tests are only means to an end—not the other way around.

Ultimate goal of education should be the outcome of individual children. From being able to graduate from high school, to getting into college, to being able to read, write, do math, the outcome should rule. Not scores. However, I seriously wonder if Dr. does not see the point of, or if there is any better way to, make sure whether the future American citizens can do the following properly to participate in the great American democracy system other than testing:
 Read and write English
 Being able to perform simple math
 Know basic facts about the US—e.g., all the states in the country

She mentioned several times that if the national institution mandates the teachers to boost test scores, it gives teachers incentive to “teach to the test” and to cheat. Well, sure. But for something this basic, how else would you teach?

I think there are only three ways you can go about doing this: 1) teach to the test and kids will walk out the classroom knowing all of the above, and thus score properly on the test, proving that they know them; 2) teach so fabulously and kids lean above and beyond what’s the basic and would destroy the state tests anyways; and 3) not to teach anything, let the kids to fail the test and cheat.

It seems that Dr. want to argue that there will be only 1) and 3) types of teachers if we enforce testing of basic skills specified above. I believe KIPP and some motivated TFA core members were determined to do 2)—the goal is clear. They want their kids from low income, underserved community to be able to graduate from high school (by passing some tests) and to attend college (where they test much hasher than state mandate tests).

Or, there might be 4) teach through some black box method and refuse to test the students whether they have learned anything, claiming that tests are bad. Under Dr.’s argument, 4) type of teachers seem to have a good point. Why?—well, for stability?

Back to the point of “outcome first.” Again, tests are just means to an end. Goal is to prepare each kid to be a productive member of the American society (or, arguably, a shot for attending college).

Some form of testing is the only a way to make sure they are in the right track. Since it is proven that randomly assigned students from the same socio economic status of the same region can outperform perfectly controlled peers by attending good charter schools (not the bad ones) winning lottery, there are nothing else to blame other than teachers and schools. If any teacher or school fail to make sure that each kid is on the right track of achieving something they are perfectly capable of, or, along with Dr.’s argument, fail to prepare each kid to be on the right track of a good American citizen, then, well, they fail. Individual kids and parents deserve something better.

I seriously wonder why Dr. would cherry pick the “test score” out of all the ideals and hopes and dreams of the reformers, where she used to be a part of. She knows that reformers know that test scores are not ultimate goals. She should. It should be actually about dropout rates, college entrance rates, crime rates and everything else—everything that really matters.

I am not big on conspiracy theory, but judging from the type of audience they have (who applause her bashes against NCLB act and her praise to teachers), and the type of language she chose to use (e.g., Ed. Reformers are funded by a group of rich and powerful corporation, foundation, and hedge fund managers from Wall St.), it is kind of politically juicy. I will stop there.
Also, there are some other random points:

Test scores are not how they measure elite kids in the private schools, but somehow they forgot about that and not mentioning it.

Well, if you are talking about a large group of kids who already know how to read before starting the 1st grade, of course they don’t have to be scrutinized with public money like that. Parents, the paying party, will drill that part down to hell.

Free market produces winners and losers, and it is not kind to losers. Therefore, free market is not a way to operate basic public service like public schools. But the goal of our schools should be to rise up every child. Not to pick winners and losers. We should treat every child as unique individual. We should do this not to win the global competition, but to make sure each child can reach to his or her full potential. We should not throw away a life of any child. Education is not a competition. It is not a race. It is a long, slow incremental process of human development. Education should prepare each of us to the way in the world…

Wait a second, this does not make any sense anymore. Currently, what is going on, I believe we agree that Dr. does not like to see, is a system to fail teachers who cannot make sure EACH KID to be able to do reading, writing, and basic math. By failing loser teachers and replace with a good one, the reform system should make sure each child can read, write, and multiply, which is exactly fits what she says should happen. But instead, she seems to be big about not picking winners and losers among teachers, not to throw away a life of any teacher, and not to make teacher’s quality into a competition. If she really cares about children (rather than the system of public education itself or existing teachers’ welfare), why shall she be opposed to 1) tests that make sure children are given opportunities to know all the basic things to survive in the US, 2) charters that give low income kids chances to be college ready, and 3) systems that remove ineffective teachers from them?

Reformers from high-tech industry and hedge funds love creative disruption. They love tearing things apart and start over. They love risks, and to place bids. Chaos and disruption are not good for children. They need caring adults who are there for them, year in and year out.

First of all, I want a proof of the statement. Not whether stable availability of caring adults are necessary for healthy child development. Rather, I am curious if whether it matters if availability of a typical public school teacher throughout many years matters to life of his or her pupils. U.S. public school teachers do not do home visits. KIPPs do. U.S. public schools in the low income neighborhoods do not even allow parents to enter the school for security reasons. Isn’t it more important to measure whether individual teachers are actually caring, loving, and effective? Well at least I grew up hating bad teachers and just by imagining living in one of my worst teachers’ regime for more than a year makes me twitch. Therefore, unconditional support for teachers’ retention is not only ungrounded but also horrifying.

Good public education should be basic human right and a public good. Not a consumer good, whose availability is determined by market forces.

Shouldn’t it be more like: it’s a basic human rights to receive public education of decent quality, and citizens of this great country have rights to veto the bad ones? So, I am not an advocate of NCLB. Despite its good intention, the law, it seems, has been executed disastrously. However, I am a firm believer of choice and well-designed testing at the end of the day, for lack of better short term solutions to some obvious problems.

Well anyways, this got longer than expected and it’s only 20 minutes into a one hour talk!

To be continued…

聖夜の家庭的処理法の現状と未来


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どうも、皆様メリクリでございます。

思えば、宗教的に不可知論者のわたくしのクリスマスの過ごし方はいつも恋人たちに盛大に影響されてきました。

クリスチャンに片足突っ込んだ人と一緒だったときは家族でツリーとか飾ったし、宗教的でない日本人との時はプレゼント買ってディナーしてたし、ユダヤ人の偏食王と出会ってからは見事に世の中のジングルベルを無視しながら中華の出前を取ってはやく明日になって店開かないかなぁ・・・とぼやいたりする始末。今日はカシューチキンを美味しく食しました。

で、同じく結婚秒読みの偏食王の兄貴とも話したんですが、彼のフィアンセさん(私にとっては未来の義姉か)は家族が建前上クリスチャンなので、商業的にはクリスマスお祝いしたいね、と言っているのを訊いてしまい、今更ぎょっとしたり。なんでかって言うと、子どもとクリスマスを祝うなら、「サンタさん」幻想を教えないといけないわけで、子供の頃一秒たりともサンタさんとやら、というか超自然的現象も含め何一つ信じたことのない私がそんなことを子どもに教えられるだろうかと考えたらかなり心情的には無理ぽい。けど、子どもがいとこ同士になるなら、幼いうちはそういうところ統一しなきゃいけないわけで、「ちょっと本当にサンタさん幻想を吹き込むなら私に一言先に言って下さい!!!」と念を押してみた。

私自身は、5歳くらいの時にテレビで紅白服のおっさんを見た時、「あのおっさんなあに」と両親に聞いたところ「あれはサンタクロースというアメリカ人の悪しき商業マスコットで要らんものを買わせようと頑張る悪いおじさんだから信用しないように」と本気で言われたのが未だにトラウマ(というか笑い話)なのでなおさら。

でも、なんだかんだいって両親からのプレゼントは貰っていてケーキも食していたので文句はないというプラクティカルさ。ここらももちろんアメリカ人には盛大に笑われる。両親もコミュニストな国で育って当時まだ若かったんだよね。

いずれにせよ、くだらんことでも真剣なことでも、世俗的習慣でも宗教的伝統でも、伴侶になる人とちょっと話し合う機会があるという事実そのものがまだ嬉しい今日この頃でございます。

期末終了+冬休み開始!=就活三昧の日々


はからずも、かなーり時間が経ってしまったんだが、やっとFinalsが終わったので更新。

間が空いていたのは、やっぱり試験勉強をやってる時はなんだかインスピレーションがないからではなかろうか。試験勉強の延長としてコアチームでもないけどなんとなく仲良くしているOceanのメンツと楽しく勉強パーティしたことだけがいい思い出だ。

West Point出身でイラク出征経験もあるのにマッチョイズムのかけらもないジョン氏(そう、ブラッド君の先輩で、「可愛い女の子はいるのか」との問いに「いない!」と即答した奴である)、政治的に保守派でありつつ私の聖書ジョークを楽しく聞いてくれたりゲーマーだったり色々優しい(なので宗教右派ではない)テイラー氏、コアチームメンツなんだけどシケタイ仲間として仲がいいジョニー氏と、初めての出産後、2週間でMBAプログラムに入学したスーパーマザーのアニー女史と、私以外は全員既婚者全員生粋のアメリカ人というちょっとDiversity的に変わったメンバーで楽しくDMDとか経済学の勉強パーティをやりながら、今度一緒にやるゲームの話や(これは私だが)「一番本物チックな軍隊映画はどれぞ?」みたいな試験直前だからこそのヤケな楽しいネタで盛り上がったり、それ自体は非常に楽しかった。

日本人MBAがよく「生粋アメリカ人と友達になりにくい」という話をするのをそこかしこで聞くんだけれど、私にとってのその時期は過ぎたんだなと今更感じる。例えばDuke時代は、アメリカ人の友達というのがユダヤ人男性だけだった(笑)。
就職後の偏食王とかスコット君とかの影響もあるんだけれど、短期間しかアメリカにいないならば、意識的なExposureというのがすごくすごく必要なんだろなと思う。主要MBAの1R結果も出たみたいだし(うち以外w)、学校生活を充実させるのにタイムリーな話題をそのうち書いてみようかなとも思う。

ここ数日で変わった認識といえば、「経済学が無駄」というのはとんでもない間違いである、ってとこだろうか。残念ながらうちのOceanはあまり教え方が上手くない教授だったんだが、何か新しいビジネスアイデアを考える時って必ず経済学の概念のどれかを無意識に使っている自分とその便利さに今更驚愕している。「このマーケットで需給が一致してないから、こいつらのコンスーマーサープラスを取りに行くのにこんなビジネスが」みたいな。

シンプルだからこそ価値あるフレームワークと概念なので本当はもうちっとちゃんと勉強せねば!と来学期は黄教授の授業でも取ろうと画策中。

同時並行で10月くらいから本格的に始まっていた就活も佳境を迎える。いろんな人に「冬から就活だよー」と愚痴って「入って三ヶ月で就活なわけ?」と突っ込まれたりしているが、とんでもない。入って一ヶ月から本格的に始まっていた。 MBAに入る動機が不純だった分、卒業後もコンサルにでもなればいいかとなんとなくコンサル部に入りずっと就活してきたが、教育ビズの可能性に目覚めたのと起業の可能性に目覚めたので考え方が変わった(MIT入学式で言われていた通りの話になった。「入った時に描いていたのと違う道を行ってくれないとうちの学校が仕事しなかったことになる」という印象的なお偉方のスピーチ)。けど、今もコンサル就職にどっぷり浸かっているのは、なんだかんだ言って私がチキンなのと(「夏休みくらいは、いちおーインターンやりたいし」)、やはり「効率的ビジネスパーソン育成所」としての大手ファームに魅力を感じるからである。

実際、起業前にそこらを固めようとMBAかコンサルに行こうと迷ってコンサル行って今見事にオフィス・ドレス事業を開花させている人生ロールモデルの毛見純子女史もそうおっしゃっていたな。コンサルは学校みたいなもんだと。

というわけで結構時間も使ってきたんだけれど、贔屓のファームいくつかと面接できそうなので頑張ります。

もちろん他にも夏にやってみたいこととして米教育改革のMBAプログラム、Education Pioneerというのもあって、こちらはTeach for Japan創立メンバーでもあるKotaさんも言及している通り、とても面白そう。どうなるかなー。

そんなことを考える期間が、MITでは1月まるまる与えられるため、ちょっと頑張ってきます。

今こんな気分


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しばらく引きこもります。

期末試験なので箇条書き。


「試験だよねーやばいよね」
「いやそれよりこのビジネスプランが・・・」

という話題が飛び交う今日この頃。やりたいことがありすぎて、期末試験がどうでもいいという雰囲気はMBA特有のものではないかと思う。

でもさすがに最低限は勉強しなければなので、箇条書き。

1. 黄教授の講演は大成功でした。ものすごくショートノーティス(1週間前に告知)なのに三十数名集まって、かなり活発な議論も出来、時間が足りなくなってしまうほど。内容はインドと中国に関心がある者ならかなり面白い。詳細は後ほど書きます。そして、時間足りなくなった分の続きをということで第二弾を企画しようか考え中。今度は口コミでもっと動員できそう。

2. 就活の話で恐縮だが、ケース面接について一番役に立つTIPをもらった。これはテクニックではなく頭の使い方の問題なのだとやっと納得。

3. Ocean対抗のチャリティーオークションが熱い。皆、何かを「寄付」して(マッサージ券などのサービスでも)、オークションにかけ落札した者がチャリティーに支払う構造。そこでちょっと冒険して、Navy SEALs (米国海軍特殊部隊)経験者の先輩から銃の撃ち方を教わる権を落札。で、クラスメイトの陽気なNavy Guyがあとで教えてくれたところによると、Navy SEALsはものすごく超人的な特殊部隊らしいので期待しておけ。だそうだ。すげええええ・・・。ていうか元軍人→MBA→ビジネス成功者 というパターン構図の理屈がなんとなくわかってきた。体力も精神力もストレス下でも発揮できる知力も半端ないもんな・・・。リーダーシップは言わずもがな。

4. 教育関連の秀逸なドキュメンタリーを鑑賞したので感想を書きたいんだけど時間がない!辛い。