はからずも、かなーり時間が経ってしまったんだが、やっとFinalsが終わったので更新。
間が空いていたのは、やっぱり試験勉強をやってる時はなんだかインスピレーションがないからではなかろうか。試験勉強の延長としてコアチームでもないけどなんとなく仲良くしているOceanのメンツと楽しく勉強パーティしたことだけがいい思い出だ。
West Point出身でイラク出征経験もあるのにマッチョイズムのかけらもないジョン氏(そう、ブラッド君の先輩で、「可愛い女の子はいるのか」との問いに「いない!」と即答した奴である)、政治的に保守派でありつつ私の聖書ジョークを楽しく聞いてくれたりゲーマーだったり色々優しい(なので宗教右派ではない)テイラー氏、コアチームメンツなんだけどシケタイ仲間として仲がいいジョニー氏と、初めての出産後、2週間でMBAプログラムに入学したスーパーマザーのアニー女史と、私以外は全員既婚者全員生粋のアメリカ人というちょっとDiversity的に変わったメンバーで楽しくDMDとか経済学の勉強パーティをやりながら、今度一緒にやるゲームの話や(これは私だが)「一番本物チックな軍隊映画はどれぞ?」みたいな試験直前だからこそのヤケな楽しいネタで盛り上がったり、それ自体は非常に楽しかった。
日本人MBAがよく「生粋アメリカ人と友達になりにくい」という話をするのをそこかしこで聞くんだけれど、私にとってのその時期は過ぎたんだなと今更感じる。例えばDuke時代は、アメリカ人の友達というのがユダヤ人男性だけだった(笑)。
就職後の偏食王とかスコット君とかの影響もあるんだけれど、短期間しかアメリカにいないならば、意識的なExposureというのがすごくすごく必要なんだろなと思う。主要MBAの1R結果も出たみたいだし(うち以外w)、学校生活を充実させるのにタイムリーな話題をそのうち書いてみようかなとも思う。
ここ数日で変わった認識といえば、「経済学が無駄」というのはとんでもない間違いである、ってとこだろうか。残念ながらうちのOceanはあまり教え方が上手くない教授だったんだが、何か新しいビジネスアイデアを考える時って必ず経済学の概念のどれかを無意識に使っている自分とその便利さに今更驚愕している。「このマーケットで需給が一致してないから、こいつらのコンスーマーサープラスを取りに行くのにこんなビジネスが」みたいな。
シンプルだからこそ価値あるフレームワークと概念なので本当はもうちっとちゃんと勉強せねば!と来学期は黄教授の授業でも取ろうと画策中。
同時並行で10月くらいから本格的に始まっていた就活も佳境を迎える。いろんな人に「冬から就活だよー」と愚痴って「入って三ヶ月で就活なわけ?」と突っ込まれたりしているが、とんでもない。入って一ヶ月から本格的に始まっていた。 MBAに入る動機が不純だった分、卒業後もコンサルにでもなればいいかとなんとなくコンサル部に入りずっと就活してきたが、教育ビズの可能性に目覚めたのと起業の可能性に目覚めたので考え方が変わった(MIT入学式で言われていた通りの話になった。「入った時に描いていたのと違う道を行ってくれないとうちの学校が仕事しなかったことになる」という印象的なお偉方のスピーチ)。けど、今もコンサル就職にどっぷり浸かっているのは、なんだかんだ言って私がチキンなのと(「夏休みくらいは、いちおーインターンやりたいし」)、やはり「効率的ビジネスパーソン育成所」としての大手ファームに魅力を感じるからである。
実際、起業前にそこらを固めようとMBAかコンサルに行こうと迷ってコンサル行って今見事にオフィス・ドレス事業を開花させている人生ロールモデルの毛見純子女史もそうおっしゃっていたな。コンサルは学校みたいなもんだと。
というわけで結構時間も使ってきたんだけれど、贔屓のファームいくつかと面接できそうなので頑張ります。
もちろん他にも夏にやってみたいこととして米教育改革のMBAプログラム、Education Pioneerというのもあって、こちらはTeach for Japan創立メンバーでもあるKotaさんも言及している通り、とても面白そう。どうなるかなー。
そんなことを考える期間が、MITでは1月まるまる与えられるため、ちょっと頑張ってきます。
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