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エンロン事件と倫理

今週はSIP Weekといって、通常授業ではなくビジネス倫理やイノベーションやリーダーシップについてちょっと考えようキャンペーン的な授業だけが行われる週。ちなみに毎セメやっている。

そこで、MBA一年生は必修でエンロン事件の全貌をドキュメントした映画を通して己の経験について考え、将来「あなたなら、どうする?」を突き詰める!という授業だったんだが、まずこの映画で描かれているエンロン事件の全貌が半端ない。こっからちょっとわざと崩し言葉で書きます。映画は Enron–The Smartest Guys in the Roomというやつです。観て損はありません。

スキャンダルの有名な部分は飛ばしなんだが、もう飛ばしとかいう問題じゃない気がする。例えば、オリンパスの飛ばし事件は記憶に新しいが、なんかもうこれは次元が違。すごい無理やりな説明をするなら、「カメラ売ってきた会社がカメラ売れなくなったから粉飾決算(英語ではcook the book)しました」というのと、「巨大企業が一応エネルギーやってるはずなんだけどふた開けてみればビジネスそのものに実態はなくて不正会計操作だけで超儲けてました」というのの違い。

試験終了&プロジェクト開始!

試験はまあその、よく中高生の試験後に我々の世代では「色んな意味で終わった…」とつぶやくのが流行っていたけれど、まさにそんな気分。でも、MITは試験成績があまり重視されず、評価も甘く、就活にも(金融志望でなければ)そんなに影響しないので、なんだか試験勉強自体がMBA生であることの税務みたいな感覚である。

試験後、とりあえず「今度からあんまし真剣に試験勉強することはやめよ」と思った。MBA生である時間がこの空間では一番大事な資源であるとするなら、試験勉強は機会費用が高すぎる。
ところで前に、某新星スタートアップとがちでプロジェクトをすることになったと書いたが、色々紆余曲折あってチームが再編成され、そこにルーク氏が加わった。

MBAの授業、なんか思ったより刺激されてないんでしょ?じゃ私と本物のプロジェクトやろうよ?

とカマをかけたら、本当に乗ってきたのだ。わーい。

人生と決断とルーク氏祭り。

今日はいろいろドラマチックだった。

まず、金曜ということでキャリア関係の話を聞くのが慣例なんだけど、組織論の教授が人生とキャリアとバランスの選択の濃い話をしてくれて、しんみりする。

そして、もうすぐ中間試験なので真面目にRecitationに出てみたり、経済の問題って意外と苦にならないなとありがたい発見をしてみたり。

そこまではよかったんだが、そっから少し、人生で久々に怒り心頭になるような出来事が起き、今やっているプロジェクトについてかなり重要な決定をしなければいけなくなった。
決断次第では、ステークホルダーを全員ハッピーにはできない、ちょっとセンシティブな決定を怒り心頭の状態でしてはいけないと思い、なんとかクールダウンを図っていたところ、思いついたのがルーク氏の存在であった。思うに、彼は浮世離れしている分、人生のプライオリティについて誰よりも周りに左右されることなく、考えることができる人物だ。何か決断をする際、わかりきっているPerspective以外のなにか大事なものを気づかせてくれる気がして、私は彼の携帯の番号を押した。

プレゼンの極意とMCC始動

季節の変わり目で一昨日から喉が痛かったんだが、アドビルと漢方飲んでたら治った。アドビル(Advil)とはイブプロフェンのことで、アメリカでたぶんいちばん一般的な痛み止め。でも酒と混ぜても支障ないし、ちゃんと効くし、ジェネリックを買えば安いし、空腹で飲んでも腹にこないので、非常に助かる。消炎鎮痛剤なので何処か痛いときは見境なく飲むことにしている。お勧めです。ちなみにこの時期のボストンは気温が15~20度。秋なんだけどたまに不意打ちで8度とかになるんだな。やめてほしい。

Club活動が予想に反して盛り上がっているのと、そう、C-Function!!

私が参加している出し物では、和っぽい!ということで陰陽座の『甲賀忍法帖』がテーマソングに。普通に嬉しい。