プレゼンの極意とMCC始動

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プレゼンの極意とMCC始動all over the place


季節の変わり目で一昨日から喉が痛かったんだが、アドビルと漢方飲んでたら治った。アドビル(Advil)とはイブプロフェンのことで、アメリカでたぶんいちばん一般的な痛み止め。でも酒と混ぜても支障ないし、ちゃんと効くし、ジェネリックを買えば安いし、空腹で飲んでも腹にこないので、非常に助かる。消炎鎮痛剤なので何処か痛いときは見境なく飲むことにしている。お勧めです。ちなみにこの時期のボストンは気温が15~20度。秋なんだけどたまに不意打ちで8度とかになるんだな。やめてほしい。

昨日はコミュニケーションの授業で「パワポのスライドで字だらけ、図表だらけ、プレゼン者は読んでるだけ」みたいなのはクズだよな!という趣旨の話をした。

実際に、チームで「MIT Sloanのサマーインターン内定率と、サマーインターン月収統計と、ロケーション」みたいなデータをずらっと渡されて、「これでSloan志望者に、『うちの学校はこんなに就活の心配しなくていいのよ』というメッセージを伝えるプレゼンを作れ」ときた。

そこでほかチームが「まあ一応、内定率と人数をちゃんと記したスライド一枚と、業界別パイチャートは必要だよね」とかやってる時に、ルーク氏はおもむろにこんなスライドを手元のMacで作成。

ちょwww腹筋崩壊させる気かと。

最後の業界別で、多岐にわたる業界に属する事業会社(マイクロソフトなど)でインターンした37%の人々のことを「その他」と表現するつもりだったんだが、いまいちパンチがない。でも、業界別でパイチャートなんか作るとメッセージが曖昧になる。「じゃ、コンサルと投資銀行が6割以上占めるのをちょっと皮肉って、事業会社は『Real Companies』と呼ぶことにしよう☆」

真面目なメンハズちゃんは最後まで反対していたが、こんな楽しいネタをそこに投げない手はないので決行。

プレゼンはうちのチームが当然一番目立ち(他のチームは業界別パイチャートを作っていた)、どうしてそういう発想になる!と突っ込まれた。もちろん彼は涼しい顔で、「こういう時は皆と真逆の方向に行くといい」とまた言い残して立ち去った。

Parsimoniousも極まれり、である。Parsimoniousとは何か?英語の学術的な用語で、「表現をする時、字数を極限までケチる」という意味で、理系などでは推奨されている。中国語だと、「惜字如金」みたいな感じ。ルーク氏はかなりこの原理で生きている。例えば私が書いたレポートなんかをルーク氏に編集させると字数が半分くらいになって返ってくる。くどい言い回しは全部簡素に書き換えられて。彼は言葉の上でもそうだ。無駄なことは滅多に言わず、必要最低字数で言いたいことを言っている気がする。決して無口ではないのだけれど。

夜はコンサル部のキックオフイベント。ケース面接も大事だけどBehavioralと呼ばれる普通の面接もすごい大事で、ケースを中度に失敗してもBehavioralが良ければ内定の可能性があったりするのに対し、逆の可能性は低いらしい。意外だ。「これじゃいくら頭よくてもクライアント相手はさせられねえわな」ということらしく。

その後、クラスの人気者のお誕生日パーティへ直行。まだ火曜日なので、ハードコアなパーティ野郎しか集まらず、男女比が40:3みたいなおかしな感じになったが。
私は宿題をパーティより優先させる考えが気に喰わんので、これからもこういう方針で行こう。

2 Comments to "プレゼンの極意とMCC始動"

  1. 10/03/2012 - 5:29 PM | Permalink

    “Parsimonious”ですか!なるほど…
    参考にしてみます^^

    体調管理には気をつけてくださいね!

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