一週間前、MIT Sloan School of Managementに合格しました。

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一週間前、MIT Sloan School of Managementに合格しました。all over the place


ここらで、MBAの中間戦績と、これまでの足跡をぼちぼち公表していきたい。備忘録なのでまたグダグダになりそうだが。

まず、私が今年、MBA受験をした動機は、不純さとノリ以外の何物でもないことを告白しておく。

けど、前提として、アメリカ人にとってのMBAなんて、一般的にはヤッピーがさらに出世したり、better payを求めたりする場所として認識されているので、不純も何もあったもんじゃないんだけど。そして、私の職場(一応コンサルタント)では、学卒を結構採用していたが、修士以上でないとManager(課長職)に昇進できないのが明文化されていたので(アメリカではもちろん、ザラな話。うちの会社はTOP5じゃなきゃいけないと言わないだけ、まだマシ)、私にとってMBAというのは近い将来、確実に行くものとしてインプットされてはいた。

けど、私が2009年秋に入社して、2011年にもうMBA受験を開始し、2012年に会社をやめることになったのは、ひとえに2011受験が会社によって定められている、偏食王に唆されたせいである。

偏食王は私より遥かにハードなコンサル会社に勤めており、入社2年でMBAを受験し、3年目の秋に同期が全員(!)会社指定のMBA(TOP5-6)のどっかに社費派遣され、2年経って戻ってくるというシャケ回遊ルートに乗っかるつもり満々だった。

たしか2011年春、私がUSCPAの4つある試験のうち、4つ目のために勉強していて、同棲してから半年くらいのときだった。もちろん、頭にはどうやってAuditをパスするかしかない。

偏食王「そういえば、そろそろMBAの準備はじめなきゃ」
私「ああ、でも再来年でしょ、受けるの」
偏食王「いや、言ってなかったっけ?受験するのが来年で、行くのは再来年だよ?」
私「Σ( ̄Д ̄;)ええーーっ!  じゃあもう、行っちゃうの?」
偏食王「なんだ、一晴も一緒においでよ」
私「マジで!?」
偏食王「一緒に通うとか楽しいと思うし」
私「た、確かに楽しそうね、それ」

私が2011年中に、MBA受験を始めた理由は、たったこれだけである。ノリも不純も極まれり、だ。

USCPAは無事に合格したが、大学留学の準備に、1.5~2年ほどの時間を費やした経験から、2011年夏に準備を始めて、秋のRound 1 (10月申請)に間に合う気は到底しなかった。が、Round 2 (1月申請)でも合格率はそう変わらないと聞いて気軽な気持ちでGMATの本を取り上げてみる…と、ここはGMAT感想に書いた通り、思ったより簡単だったのでサクサク進み、8月に初回で730点が取れてしまったのであっさり終わる(TOEFLは免除)。

大学受験の時も、最難関にして最も苦しんだのはエッセイだったので、ここも大変だ!と身構えるも、ある程度骨子を仕上げてから、優秀かつ経験豊富なカウンセラー、Adam Markus氏を味方に付けてからはトントン拍子に進んでしまい、最終的には、

10月3日のHBS
10月11日のStanford GSB
10月25日のMIT Sloan School of Business
12月1日のHaas School of Business (UC Berkeley)

が、尽く間に合ってしまったのだ。仕事が遥かに忙しかった偏食王はHBSしか間に合わなかったというのに。

エッセイを真面目に書いてた期間は、合わせると2ヶ月もない。エッセイ作成については、また別の機会に詳しく書こうと思うが、受験者には参考になるかわからない。日本をベースにしつつ、世界中にクライアントを持つAdam氏をして、「あんた、特殊すぎて面白く見せるの簡単なんだけどw」と言わしめるほど、私は変らしいので。

10月末、HBSから面接のInvitationが届く。面接にInviteされた時点で合格率50%なのだ。

11月中旬、偏食王と一緒に受かるといいなーなんて思いながらにBostonに赴く。甘かった。フラッシュカード(予想される質問をカードに書いてめくるやつ)まで用意して結構準備を頑張ったつもりだったHBSの面接(難度が高く、特に重要と言われる)では、予想外の質問と、面接官の独特な雰囲気に呑まれて撃沈。本番に強いことだけが取り柄だったのに…。皆さん、HBS面接は只者じゃないです。

12月中旬、面接終了後から、ほぼ毎日、私は悪夢にうなされていたような気がする。寝ても覚めても。MBA受験の過程で、私にとって最も過酷だったのが、GMATでもエッセイでも面接そのものでもなく、「待つ」ことだ。人事を尽くすのは易く、天命を待つのは難し。わかっちゃいても、どうにもならぬ。軽くグロッキーになりながら迎えたその結果は、やっぱし不合格だった。しかも、偏食王と二人して。落胆しなかったと言えば嘘になるが、ほっとした。合否が分かれなくてよかった。Stanfordは面接にも呼ばれなかったので、それほど思い入れはない。気を取り直して、

1月4日 Wharton、Columbia
1月10日 Kellogg
1月15日 NYU Stern

の出願完了。同じ頃、偏食王はStanford、Wharton、Kellogg、MITに出願する。

1月初、MIT Sloanの面接。準備のしすぎで自滅した前回の教訓を踏まえ、カウンセラーとの面接練習もせず、なるべく軽い気持ちで挑んでみる。それなりにいい手応え。その後、KelloggやUC Berkeleyの面接をこなし、先週のMIT結果発表を迎える。

出張中の偏食王にかわって、Scott君に見守られながら恐る恐るクリック。が、現れた画面には、合格通知に必須の、

Congratulations!!

が、ない。目の前が真っ暗になる。

私「落ちたァ…」
Scott「馬鹿言え。受かってるじゃないか
私「はぁ?…あれ、Wooooooooooo!!!!」

On behalf of the MIT Sloan School of Management Admission Committee, I am delighted to offer you admission…

覚えておくといいかもしんない。結果通知レターの始まり方はCongratulations!!からとは限らないのだ…。

とりあえず、今ココ。当初の不純な動機にあわせるべく、まだほかのとこは結果待ちだが、自分の性格とMITプログラムの親和性が高いので、密かにここに行きたいな、と一晴は思っております。

ここらで、中間戦績まとめ。
MIT Sloan 合格
HBS 不合格
Stanford 不合格
UC Berkley (Haas) 面接済
Wharton (U Penn) 待ち
Kellogg (North Western) 面接済
Columbia 待ち
NYU Stern 待ち

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