白鳥の湖とポリガミズム

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白鳥の湖とポリガミズムall over the place


タイトル通りふざけた感じの小ネタ。

夕食後、偏食王とカウチに寝転がってのんびり動画。このまま行けば確実にトド化するというのに。

何かの拍子に、『白鳥の湖(童話)』を思い出したんだな。思い出した童話のストーリーはすぐ誰かに話したくなる気性なので、隣に寝そべっていたやつに語ってみたわけだ。

私 「えーと、白鳥が化けた姫さんを見初めた王子たんが舞踏会でプロポーズしようとするんだけど、陰謀が絡んでそっくりに化けた黒いお姫さんに間違って告っちゃった話なんだが、知ってる?」

偏 「知らんが、結末はどうなった?」

私 「(忘却の沈黙、約二秒)They lived happily ever after…?じゃないかな。うん、間違いない」

偏 「待ったw 間で色々省かれすぎだ。誰とどうHappyになったかが大事だろうが」

私 「ん、確実に童話の王道的なハッピーエンドなのは憶えてる。子供用のだし。本当は恐ろしい童話とかである可能性はあるが」

偏 「わかったぜ。なるほど、両方のお姫さんとくっついたんだな」

私 「ちょっと待てwwwwwwwwwwwwwww」

偏 「え、だめ?ラケルとレアみたいで古典的なハッピーエンドじゃん」

聖書バックグラウンドがない人々のために解説しておくと、ラケルとレアとは、創世記の初期で神に祝福された男ヤコブが持った二人の妻であり、その12人の息子たちがユダヤの12部族の始祖と言われている。

物語的には、ラケルとレアは姉妹で、ヤコブは美人妹のラケルに惚れていたんだが、慣習的に姉を先に妻にする必要があって、彼女らは姉妹でひとりの男をシェアする羽目になった。そして、もちろんヤコブは妹を贔屓している…(ただし姉のほうは結婚後立て続けに子供を4人産んでいるので彼は頑張った方だと思う)

昼ドラよろしく、そんな家庭に平穏が訪れるはずはない。
というわけで、私は皮肉たっぷりに言い返してやった。

私 「うん、ハッピーエンドな。まさしくヤコブ一家みたいに、まず妊娠合戦が起きて、疲れてくると妾まで巻き込んで、次に誰の子が優秀かでもめて、もめた結果、誰がエジプトに売られたんだっけ?ハッピー極まりないな、全くもって」

偏 「う…たしかにw」(←たぶん、偏食王がこの話を聞いたのは10歳前とかなので、おそらくここらのどろどろさをわかってないw)

私 「ハレムは男のものだけど、生まれてくる子供の父親がハレム主じゃないことも皮肉だけどよくあるらしいしな。エジプトに売られた子のことね、ちなみに」(※ ヤコブ編以降で、大活躍するヨセフ氏が実はヤコブではなく彼の息子のルベンの種だという噂はいろんなところで存在するが、神話としてこの話を読んだ時に結構好きな解釈だ)

偏 「それはあってるけど、君は後宮小説の読みすぎだw」

全くその通りです。はい。

クリスチャンスクールの礼拝中に読んでいた聖書の話が何年かあとにユダヤ男とのピロートークに活用される皮肉。

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