Daily Archives: 3月 16th, 2012

『十二国記』との決着–『月の影 影の海』

女子校時代、この『十二国記』という中華系の匂いのするファンタジーが周りで割りと人気だった。私は当時、中国語のクラシックなちゃんばら小説である金庸とか古龍とかを中国語維持のために読みまくっていたし、『封神演義』も子供の頃から親しんでいる話としてずっと好きだったので、自然とそこらで話が合う友達は、『十二国記』を通過したことがある、のが一般的だった。

しかし、私は読む前から胡散臭いと思って遠ざけていた。