タイトルは内容と関係ありませんw
毎日絶賛青春中。本物の青春時代もあまりはっちゃけるタイプではなかったんだが、その反省も活かしてます。
またまたお馴染みのルーク氏ネタであれなんだが、今日ランチに再びたまたま座ってたら、彼のビジネスの話になり、会計ファームの粗利が9割5分だからニッチ分野で小さな会社をつくり、値段を大手の6-7割にしてニッチ層の客を奪うのは実はそんなに難しくないよとまた黒いアドバイスをくれた。
そういえばBig4の監査やら税務は、移転価格のような一般的でない分野は置いておいて、日系プラクティスに限って言えば「Big4などではないが全国区の日本語がしゃべれる超安いファーム」に客を取られている現象があったが、あれも色んな日本企業の米国子会社に駐在しているエクゼクティブが日本語を解する会計サービス・プロバイダーを欲していて、そのニッチに付け込んだものだろう。
ところで、ルーク氏は社員200人くらいまで増えた会社を売っぱらって、新たなビジネスパートナーを探しにSloanに来ているわけなんだが、この前Communication lab(スピーチの練習をするやつ)で即興スピーチをしたとき、
「僕は御存知の通り会社を経営してたんだが、いろんな人に認めて欲しくてクライアントのアドバイザリーボードを作ったりしてたんだけど、浅はかな選択だったと思う。実際それがビジネスを売ってここに来る遠因になったりしたんだけど、これだけは覚えておいてほしい。クライアントは君の友達じゃないぞ!」
まあそりゃ、友達だ!って明言するビジネスパーソンはそんなにいないだろうけどさ。一般論と違って痛い目に遭いながら覚えた理屈は重みが違うなと思い、「そういやその話をくわしく聞きたいんだがどうしたんだ」と振ってみた。
ルーク氏のビジネスパートナーは彼より20歳年長の親戚筋のおっさんで、ビジネスを成長させたいルーク氏に対しある程度大きくしたあとにすぐ守り体制に入り、その意見が合わなかったという話は前から聞いていたが、実はおっさんは影で一部の客とインドのマネジャーたちを抱き込んで分離独立を画策していたらしく、そのクーデター会議中にルーク氏が踏み込んで阻止したり(!)みたいなドラマちっくなことを経て最後にルーク氏が「もうおまいら勝手にせい」とwalk awayしたんだとか。
そいつはお疲れ様でした。でも、親戚って・・・わざわざ親戚をビジネスパートナーにしたのにどうしてそうなった・・・、って言ったら、
「ビジネスパートナーはね、これは結婚にも言えることなんだけど、絶対最後には収集つかないレベルまで悪化する。ハッピーエンドは存在しない。一度ならず、ビジネスパートナーは憎むべき相手になるね。お互いの意見が一致しなくても、収入源はつながっていて財布は繋がってないしね。だから、これは僕のTake awayだけど、
ビジネスパートナーは、最終的に憎んでも自分が傷つかない相手にしないといけない。親子兄弟配偶者や親友なんかは絶対にやめた方がいい。最後までには色々失ってしまってるから。」
ルーク氏は、結婚10年目でもある。このアドバイスは、いろんな意味で重い。
「それは理解したが、結婚にあてはめるのはシニカルすぎないか?」
「いや、婚姻に対してはそこまでシニカルじゃないが(笑)、ビジネスパートナーのほうがどう考えても距離感あるしね。財布が一緒じゃないのは大きいよ」
そういえば、私も、偏食王と結婚することに決めたのは血の勢いでも激情でもなく、「愛だの恋だの取っ払っても一緒に生きてて楽しい上に何かあってもお互いを信じて冷静に対応できそう」が結構重要だった気がする。ビジネスパートナーどころじゃなく、婚姻は超長期的なコミットメントなのでリスクも退路も考えた上に納得する相手を選べってことだなと納得した。
激しく同意。なるほど、ではルーク氏は、信愛なるSloanの同僚を、最低一人はいつか失ってしまうわけだね。
君とかは経験者だしなw たぶん、そうなる前に売却かリタイアに逃げ切るのが策だと思うんですよ。唯一の。
> 「愛だの恋だの取っ払っても一緒に生きてて楽しい上に何かあってもお互いを信じて冷静に対応できそう」
禿同。
とは言え、私はそこまで合理的に判断できているわけではございやせんが^^;
むしろ、付き合い始めた理由の方が、非常に合理的ですたwww
きっしー、
ていうか昔からそういう人が本能的にタイプなのよ。色恋沙汰でさえリスク回避志向の子宮にコントロールされている気がしてちょっと悔しいんだけど。