ちょっと色々苦しかったが、住居の問題が解決した。
前回のおさらいで、住人は、以下。
1. D子 3階の屋根裏部屋在住。日系ブラジル人の秘書。猫Sをかわいがってくれている。
2. M男 3階の屋根裏部屋その2に住む。イタリア人の怪しい会計士。現在出国中。彼も猫を欲しがっていた。
3. S子 2階角部屋在住。米人ナース。
4. 私。
私の他の3つの部屋に住んでいる人たちは以下のとおりなんだがD子の部屋の先住人お姉さん(先住子)が「こいつら全員光熱費滞納中!」とおでこの血管を完全にひくひく浮かせた状態で怒鳴りこんできた上にただでさえ安価というかほぼ粗大ごみの価値しかない家財道具を洗いざらい持ちさって行ったのが昨日。家財道具の内訳は、傷だらけのコーヒーテーブル、焦げ目を敷物で隠さなきゃいけないソファ、M男が使い古してシミとかがついているマットレス、キッチンにあったゴミ入りのゴミ箱そのものなど。光熱費滞納に怒り心頭すぎてここの住人のComfort levelを下げるだけのためにそれらをホームレスシェルターにでも持っていったのかと邪推するくらいのレベル。
で、S子はちなみに先住子の電話とかメールを一切無視して、光熱費を$100くらい滞納したまま消え、大家さんが敷金から天引きすることで決着をつけたという。猫嫌いでめんどくさいなとは思っていたものの、話した感じは普通だったから確信犯的にそんなことするタイプに思えず、なんかそこが空恐ろしい。でも、彼女は去り、代わりにDukeのPhD卒のポスドク(ドク男)が入ってきて私とは共通の友達までいる仲だと判明したのでひと安心。単身赴任タイプのポスドクで、奥さんのいる家では三毛猫を飼っていてうちのもかわいがってくれている。
D子の言い分はまだわかる。彼女は先住子に会ったことがなく、先住子が国外にいるのにこの家の世帯主を名乗って金を集めている!しかも光熱費明細を見せてくれない!というのを大いに怪しみ「明細を見せないと払わない」態度を貫いている。先住子は手製のエクセルシートでこれに対応したがもちろんD子は折れない。平行線のまま今に至る。
M男に至っては完全ミステリー…。
なんかこう、まともそうに見えるけど、いまいち信用出来ないかもしれないルームメイトを相手にしなきゃいけないこの雰囲気…思い出した。前にもあったんだよな。それは2009年のこと。こんな流れでその事件は発生した。
偏食王がコンサルファームの同期と一緒にアパートを契約→同期が彼女のいるNYに引っ越す→同期の都合で出ていったため、住んでないのに家賃半分負担していたが、きついのでCraigslist.com(米で大流行かつ大問題もたまに起きてる巨大「買います」「売ります」掲示板)で代替のルームメイトを探す→まともそうなEmoryのロースクール生が見つかってやって来る(R氏)→2ヶ月後、R氏が偏食王の銀行口座から金を自分名義の口座に移しているのが見つかる。同時に家に帰るのが怖いので同棲開始→R氏、偏食王の名前でカードを作り限度額まで引き出したり、偏食王の小切手で他人から車を買ったりやりたい放題。→地元警察も忙しいのでケチなIdentity泥棒はあまり探してくれなかったのに、小切手詐欺による車泥棒はCar theftが適用され、盗んだ車でミシシッピに渡っているところをご用。
ちなみに銀行からお金は全て戻ってきたので特に金銭的損害はなかった。我々が本格的に同棲する遠因となったこの事件だが、私には普通ににこやかに挨拶したR氏がこんなことしたのが普通に恐ろしかった。今回の件はそれほど深刻ではないが、とりあえずそれほど信用度が高くない人々が毎月いろいろ払ってくれるか心配する生活を送るのはごめんだと思い、私名義で光熱費を契約したくない旨を伝えたら、大家さんがとりあえず監督することに。一応一件落着。この人達がMove outしたら次の年のSloan生を頑張って勧誘しよう。そうしよう。
実は連休はそれだけじゃなくて、Sloan同級生の素敵カップルさんとチャイナタウンで重要食材(味噌、老乾MA、ポン酢)を買い込んだり、飲茶とブラジリアンBBQを食したり、北海道に一緒に行った長い付き合いの今HBSにいる友人とHBS人と鍋パーティーしたり、古賀洋吉さんのBBQに潜り込ませてもらったり、色々楽しいことはあったのよね。
さて、今日の4時から授業開始ですよっと。ケース読も。
あ、あとMIT Sloan Class of 2014の面々がかなり力作の(私のはテキトーだが)受験体験談を書いております。興味ある人はどうぞ。
Leave a Reply