① 授業や講演は、たまーに単語がわからない程度だがほぼ理解できている。
② なのに、クラスメイトやチームメイト同士の会話がわからない。
③ 笑いのツボはもっとわからない。だから、皆が笑ってるとこで取り残される。
④ こちらがジョークを言っても理解されない。
⑤ こちらが伝えたいことを、2,3回言い直さないとわかってもらえない。
⑥ なので、総合的に世間話が難しい。
① Input: グミの液体をつける段階。アメリカ文化の中で自分の生活圏階層に近いメディア作品を見まくる。自分の階層に近くないと意味が無いので、ここで警察医者弁護士スパイドラマ等はおすすめできない。面白いのはわかってるんだけど。「こういうコンテクストでは、こういうリアクションが出てくるのか」とか「ここが笑えるとこなのね」とか意識してみると収穫は多い。MBAの紳士たちに勧めているのは How I met your mother, Desperate housewives など。なるべく日常的なのがいいので、シットコム推奨。
② Output: 液体の粘度を利用して粉をつける段階。そこで覚えたノリを頭に入れつつ、同じリズムやフレーズを使ってクラスメイトと軽口を叩いてみる。或いは、自分が伝えたいことを、彼らのコンテクストに合わせて表現してみる(「君らの常識では○○だけど、日本ではこういう時はXXになったんだよ」みたいな)。日本語で語るのが好きな分野だけど英語では難しい、みたいな話題=Knowledge transferとかもこの段階で練習してみるといい。
③ Feedback: くるくる調整する段階。②をやると、必ずクラスメイトからはリアクションが返ってくる。超重要。普通に行けば笑ってもらえたりするが、通じなくて「は?」となることもある。実は失敗するのも大事で、「これは実はこういう意味で、次からはこう言えばいいにょ」と教えてくれたり、言いたかったことを一言でずばっと言い換えてくれたりして次から使えるからだ。
ー Savage Loveのポッドキャストは、カリスマLGBT活動家、Dan Savage氏による政治的コメンタリー+恋愛(?)悩み相談で、決して万人向けではない。エロいし。だが、アメリカの性的風俗の濃さや深さが見え隠れして、ものすごく面白い。Dan氏の声も美しくてハマった時期があったのはここだけの話だ。LGBT系の話を全く受け付けないならおすすめはできないが・・・。
そこで、MBA一年生は必修でエンロン事件の全貌をドキュメントした映画を通して己の経験について考え、将来「あなたなら、どうする?」を突き詰める!という授業だったんだが、まずこの映画で描かれているエンロン事件の全貌が半端ない。こっからちょっとわざと崩し言葉で書きます。考察は映画と講演とウィキペディアちょこっと、という程度の知識なので勘弁して下さい。映画は Enron–The Smartest Guys in the Roomというやつです。観て損はありません。
スキャンダルの有名な部分は飛ばしなんだが、もう飛ばしとかいう問題じゃない気がする。例えば、オリンパスの飛ばし事件は記憶に新しいが、なんかもうこれは次元が違。すごい無理やりな説明をするなら、「カメラ売ってきた会社がカメラ売れなくなったから粉飾決算(英語ではcook the book)しました」というのと、「巨大企業が一応エネルギーやってるはずなんだけどふた開けてみればビジネスそのものに実態はなくて不正会計操作だけで超儲けてました」というのの違い。
MIT Sloan School of Management在学。
駆け出し教育起業家。
中国生まれのフェリス女学院育ち。17歳で一念発起し、完全独学でTOEFL、SAT、エッセイの洗礼を受け、Duke大学に進学。経済学と心理学をダブル専攻し、卒業後は米会計系コンサルタントとして働く。米公認会計士試験にも合格したものの、さらなるキャリアの可能性を模索するためMITのMBAに進学する。
MITにて「手を動かしながら考える」アクション・ラーニングの可能性と己の中に眠っていた教育に対する情熱に目覚め、教育起業を決意。
MIT1年目に講談社Rikejoのボストンツアー企画者およびハバタク社との邂逅をきっかけに、10年前と変わらぬ日本の英語教育への強い問題意識と、英語圏での活躍を夢見る日本の学生の力になりたいと思い立ち、『ネイティブ脳』を立ち上げる。
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